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「小澤 勲」での検索結果

8件ヒットしました。( 1 ページ中、 1 ページ目)

痴呆を生きるということ (岩波新書)

痴呆を生きるということ (岩波新書)

タイトル

痴呆を生きるということ (岩波新書)

著者

小澤 勲 

出版社

岩波書店 (新書)

価格(新品)

¥ 798 (在庫数:1点)

価格(中古)

¥ 92~ (在庫数:21点)

ページ数

223ページ

発行日

2003-07-19

配達可能時期

在庫あり。

カスタマーレビュー

文句なく名著 (2006-07-10)

しまなかや (静岡県浜松市)
すばらしい本だと思った。
発行から二年で既に13刷されているのは伊達じゃない。

痴呆という病気を生きる人の心を読み解き、痴呆を抱える人と共に生きるための指針が見えてくる。

「ぼけても心は生きている」
「ぼけても安心して暮せる社会を」
これが、著者の言いたいことのほとんどすべてなのだそうだが、
この二つの言葉の重さは、
痴呆を抱える人と共に暮した経験を持つ人でないとなかなかわからないのではないだろうかと思う。

しかし本書を読めば、きっとその経験不足を補うことができるだろう。

前半での小説を題材にした痴呆の実例の解説には、崇高さすら漂っている。
その崇高さは、ぼけても心は生きているということの証明であると同時に、命の尊さの源泉なのだと思う。


★23人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

この本だけでした (2006-06-16)

アネモネ (三重県)
遠く一人暮らしだった義母が痴呆になり、一年前から我が家で介護しています。
それまで認知症の人と接触した経験がなく、何もかもがわからないまま介護が始まり、
図書館に通って「認知症」「痴呆」「介護」と名のつく本を手当たり次第借りて読みました。

たくさんの本の中で、唯一、この本だけが役立ちました。




★25人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

認知症本人や共に暮す人の思い (2006-04-11)

anna (北海道)
家族がアルツハイマー型認知症になりました。同居でないため、本人や共に暮すパートナーの思いを想像するのが難しい面もあり、何か理解の助けになる本はないかと探していました。この本はその目的にまさにぴったりの本で、認知症の解説本でありながら、認知症の方の気持ちや共に暮す方の気持ちをくみ取れる内容になっています。身近に認知症の方がいる人に特にお勧めの本だと思います。
★22人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

一行一節一章が心の琴線に触れる (2005-03-31)

shinwa20
著者は自分がガンで余命が無いことを知ってこの本を書き上げた。どのページからでも読み始めると良い。涙なくして読めないだろう。痴呆で罹病者も看護者も絶望へと突き落とされていく過程を読み上げていくには勇気がいる。NHKのドキュメンタリーで拝見したことがある。家族を批判してはいけないと言う。家族には長い歴史と培われた文化があるという。だから家族をなじってはいけないと言う。
書名を見ると、なんとなく「安全運転の手引き」のようなしょうもない「道徳本」のようにみえるけれど、前書きから目を離せなくなる。何処を開いてもどんどん引き付けられていく。本全体が韻文=詩のように、一行一節一章が心の琴線に触れない物はない。読める時期がきたら手にとって見て欲しい。
★48人中、46人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

拠り所に (2005-03-28)

周りの人の理解がないことが介護される身にとっても、介護者にとっても何よりも苦しいことだと思う。
痴呆の典型的な症状を紹介し、それを受け入れていく必要があることを説くこの本は、痴呆(今は認知症というが)老人、及びその介護者にとって大きな支えとなるであろう。
★26人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。


認知症とは何か (岩波新書)

認知症とは何か (岩波新書)

タイトル

認知症とは何か (岩波新書)

著者

小沢 勲 

出版社

岩波書店 (新書)

価格(新品)

¥ 756 (在庫数:1点)

価格(中古)

¥ 100~ (在庫数:10点)

ページ数

196ページ

発行日

2005-03

配達可能時期

在庫あり。

カスタマーレビュー

在宅介護の方におすすめ (2010-01-30)

在宅介護人
認知症本人のことばかりでなく、介護者との関係、介護者の心の闇など書かれています。

重度認知症を在宅介護しているので、なるほどと感心したり、涙が出たりでした。
つらい時に読み返したいです。


認知症を生きる心の世界 (2009-12-25)

N.K
この手の本は読んでいて眠くなることも多いのですが、この本は違います。
地味で硬めなタイトルですが、認知症の人の視点から認知症を語ろうと努めた著者の気持ちがこもった本です。

「認知症になれば苦しいことも何も分からなくなるのだから、大変なのは周りだけで本人はむしろ幸せなんじゃないの」
というようなよくある誤解に対して、認知症を生きる人の心を探ることで答えを提示しています。

認知症の症状は記憶障害などの中核症状と問題行動などの周辺症状に分けられます。
中核症状は認知症が原因で起こる直接的な症状ですが、周辺症状は認知症を取り巻く環境によって間接的に生み出される症状のことです。

本書では、この周辺症状を「認知症によって生じる不自由に、一人ひとりが独自の方法で必死に対処しようとした結果である。」として、環境次第では安定した生活を送りながら認知症の進行も遅らせることができるのではないかと述べています。

その他、認知症の告知に関する考察や、素晴らしい介護を語ることが時に家族を傷つけることになることなど、現場での経験に基づく内容は読み応え充分です。

本書のように認知症の人の気持ちに寄り添って書かれたものとして、「ヘルプマン!」の11,12巻と、本書でも度々登場するクリスティーン・ブライデンさんの本をお勧めします。

認知症を生きる人の理解 (2009-02-27)

そんちん (名古屋市)
仕事の目的で読むと、ちょっと間違った本を選んだとは思います。
認知症か否かを判断できるようになるための本と思うと、違います。
一応、2部構成で、一部は基本知識、そして二部が本章だと思います。
この本は、認知症を生きる人をいかに理解するかという温かな眼差しで書かれています。
認知症を生きている方に対しては、まさにそのような視線が必要なのだということを
思い返させてくれます。
★2人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

全てを忘れるわけではないことが怖い (2008-12-18)

夢見る者 (日本)
「認知症の患者は、自分のしている異常なことが異常であると理解できない。だから認知症の患者は何もかも忘れてある意味幸せな最期を迎えることができる」
という風に多くの人が考えているのではないでしょうか。

しかしこれは半分は本当で、半分は嘘なのです。
確かに認知症の患者さんは脳の機能が損なわれて、傍目から見れば奇妙な行動を取っているように思われます。
しかしその奇妙な行動も患者さん本人にとってみれば、意味のある行動であることが多いのです。
(例えば患者さんが自分の便を布団になすり付けている行為も、「自分のお尻にある不快なものを手で取って、近くにあった布団でそれを拭い去った」という風に解釈できます)
さらに恐ろしいことに、一見自分のしていることを理解していないように見える患者も、漠然ながら「自分は徐々に壊れてしまっている」ということを理解しているらしいのです。

実は「自己の崩壊のプロセス」に恐怖している認知症の患者さん達に周りの人ができることは、一体何なのでしょうか?
まだ分からないその「答え」の途中経過を、筆者は優しい心で私たちに教えてくれます。
★7人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

あまりに誤解されている原因不明の難病の理解の為には極めて優れた書 (2006-06-05)

灰色のアルベリヒ (横浜市港北区)
85歳になる父にやや「ぼけ」が現れてきた。
で、本書を読んだ。まだ「認知症」には隔たりがあるようだ。

本書の第一部は「認知症」の教科書的な概説である。
こういう種の記述を好む私でもあり、簡潔にして的確と思えた。これに患者の脳のCTかMRI写真が数葉あれば尚一層良かったと思う。
が、こちらは専門的な教科書の著者流のまとめであろう。

その豊かな臨床経験から認知症患者の心の中を考察し、介助に当たる方々への多くの有益な助言となっている第二部にこそ本書の価値があると思う(同種の書は読んでいないから、比較はできない)。
極めて有意義な内容である。
が、著者自ら「体系的な記述」は避けたと言うように、少々まとまりに欠ける気がする。殊に、認知症を患いながらその体験を自ら記した記録書を多く利用しているが、それは非常に意味のあることとは思いつつ、例外的ケースに拠り過ぎている感がぬぐえない。

編集者にもう一歩の努力が欲しかった記述も少々ある。
更にここに書かれている内容は、私には認知症に限るものではなく、例えば「統合失調症」などの他の疾患にも、さらには私のような「頭でっかち人間」の苦労にも当てはまるものが多いように思える。
これは、むしろ「評価」すべきことかもしれないが、読者は第一部に書かれている「中核症状」を常に念頭に置きながらお読みになるべきであろう。

が、自ら難病との闘いの中で書かれた書でもあり、星を削るには至らぬ十分な本で満足している。

なお外国では認知症に限らず著名人が自らの疾患を公表する例が多い。この点で我が国はやや劣るように思う。
例えば香淳皇后。宮内庁流の配慮で「老人に特有の…」とのみ報じられ、病名はついに明らかにならなかった。人格の尊厳は守らねばならぬがもう一段踏み込んだ発表がされていたら、同じ病に悩む多くの方やその家族に勇気を与え、ひいては皇太后への敬意に繋がったのではないかという思いを改めて強くした。

★12人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。


認知症と診断されたあなたへ

認知症と診断されたあなたへ

タイトル

認知症と診断されたあなたへ

著者

小澤 勲 黒川 由紀子 

出版社

医学書院 (単行本)

価格(新品)

¥ 1,680 (在庫数:1点)

価格(中古)

¥ 770~ (在庫数:5点)

発行日

2006-01

配達可能時期

在庫あり。

カスタマーレビュー

認知症に関わる方必読です (2009-07-18)

でぶさん (福島)
町の認知症サポーター養成研修を受ける方たちに、認知症のことをできるだけわかりやすくお伝えするために買いました。今は亡き小澤先生の人に対する深い愛を感じました。黒川先生が認知症の方の気持ちを代弁した「認知症のわたしから家族へのメッセージ」は、認知症に関わる方にはぜひ読んでいただきたい。
★4人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

認知症に関わる人には是非読んでほしい!! (2006-08-02)

apple (青森県弘前市)
認知症の方向けではありますが、ご本人やご家族の方が悩み、周囲の人へ投げかけられる疑問が本当に心をこめて書かれてあります。
認知症予防、予防と叫ばれる昨今、本当はこのような著書に書かれていることが、広く普及されるべきだと思いました。

看護師さんやヘルパーさん、お医者さんにも是非是非読んでいただきたいです。
★12人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

重たい問題です。 (2006-07-10)

arupagnis (東京)
昨今、TVでも認知症は取り上げられ世の中に知らされる事はよいことです。単なる「ボケ」で片付けられた時代もあったわけで、今後高齢化社会には、早く本人・周囲も共にこの障害に立ち向かう事が望まれます。
★4人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。


物語としての痴呆ケア

物語としての痴呆ケア

タイトル

物語としての痴呆ケア

著者

小澤 勲 土本 亜理子 

出版社

三輪書店 (単行本)

価格(新品)

¥ 1,890 (在庫数:1点)

価格(中古)

¥ 1,380~ (在庫数:3点)

ページ数

309ページ

発行日

2004-09

配達可能時期

一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。配送予定日がわかり次第Eメールにてお知らせします。商品の代金は発送時に請求いたします。

カスタマーレビュー

かたちだけの在宅にこだわるな (2004-12-02)

arakimi (群馬県吾妻町)
私は痴呆症の患者の家族ではないし、医療従事者として痴呆症者をたくさん診ているわけでもありません。
著者の一人の土本亜理子さんの最近の2冊(純粋失読、「花の谷」の人びと)がとても良かったので未知の分野の勉強のつもりで買ってみました。大成功でした。読み応えがありました。
第1部小澤勲・講演録の中で小澤先生はこう語っておられます「在宅介護者をボロボロにしてまで、かたちだけの在宅にこだわるな。入所を悪ときめつけ、入所を求める在宅介護者を責めるようなことがあってはならない」。心を打たれました。きちんとした施設を運営してきた自信があるから言える言葉でしょう。
在宅がもてはやされる現代ですが、小澤先生の言葉は、障害者・末期癌、いやすべての病人の介護に当たっておられる方に向けられるものだと思います。例えば末期癌については在宅を支えつつ、必要な時には入院できる診療所が前掲「『花の谷』の人びと」で丁寧に紹介されています。
本書に戻ると、痴呆症についての理解がとても深まります。
★39人中、37人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。


自閉症論再考 (サイコ・クリティーク)

自閉症論再考 (サイコ・クリティーク)

タイトル

自閉症論再考 (サイコ・クリティーク)

著者

小澤 勲 

出版社

批評社 (単行本)

価格(新品)

¥ 1,785 (在庫数:1点)

価格(中古)

¥ 1,582~ (在庫数:2点)

ページ数

177ページ

発行日

2010-04

配達可能時期

在庫あり。

カスタマーレビュー

誰が自閉症を決めるのか (2010-08-23)

糸音
本書に収録された講演二編はそれぞれ1984年、1988年と古いものであるが、その先端的な価値は時の流れを経ても減じていない、否、増し続けていると言っても良いだろう。おそらく日本が世界に誇れる自閉症論といってもよいだろう。

この講演録の何がすごいか、それは全く内容が古びていないことである。
20年の時が経過し、様々な研究の進行で医学的な理解は深まり、教育・福祉の面でも大きな進歩があった。
だが、著者が追い続けた「自閉症とは何か」という問いについての答えは全く用意されていない。

「自閉症とは自閉的なことである」といった冗談のような定義が実際、未だに生き続けていると言っても過言ではないだろう。「自閉的」といわれる特徴がいろいろと提案されているが、「自閉症」と思われるような人でも「自閉的」な特徴の一部しか持っていない人もいれば、「自閉的」といわれる特徴を多く持っていても全体としてみれば「自閉症」とは言えない人もいる。結局、何を持って「自閉症」「自閉的」と診断するのか、ただの「感じ」といってしまっても良いような曖昧な状態のまま来てしまっている。「自閉症」と診断されても何の救いもない状況である。著者がそのような学会の態度に疑問を抱くのは当然とも言えよう。

自閉症が日本に紹介されて間もない頃から研究や治療に携わってきた著者はいちはやく「自閉症」と呼ばれる症状についての根本的な疑義を抱くに至った。根本的であるが故に医療が進歩し、処遇が改善してもその疑義を解決するには至らない。おそらく「自閉症」という診断基準が存続する以上は考究され続けなければならない課題であろう。
★1人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

圧倒的に正しい自閉症論 (2010-05-03)

Gori (東京都)
自閉症論の泰斗であり、大部の著作『自閉症とは何か』
を著した、小澤勲博士が、自閉症者や、その親に向かって語った講演録である。
その自閉症論は圧倒的に正しい。と僕は思う。
「自閉症は脳にに何らかの器質的な欠損があることは確かだが、
 それがどの部位でどう作用しているかは、分からない」
「自閉症の判断基準は唯一自閉的であるかどうかである」

精神医学か、心理学か、福祉か、みんなが自分のところで功をあげようとして
不幸な事になってしまった「自閉症」

小沢博士も一時そんな状況に嫌気ががさして、老人医療に鞍替してしまった。
でも晩年、やはり、「自閉症が気になって戻って来た」
その際の講演をまとめたものだ。
 
今でも、自閉症の論文としては、これを超えるものは出ていないと思われる
前掲『自閉症とは何か』これを読むのは大変な時間がかかるが、
いわば、それを自分で要約したもの。それが本書である。
★7人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。


ケアってなんだろう (シリーズ ケアをひらく)

ケアってなんだろう (シリーズ ケアをひらく)

タイトル

ケアってなんだろう (シリーズ ケアをひらく)

著者

小澤 勲 

出版社

医学書院 (単行本)

価格(新品)

¥ 2,100 (在庫数:1点)

価格(中古)

¥ 1,468~ (在庫数:2点)

ページ数

294ページ

発行日

2006-04

配達可能時期

在庫あり。

カスタマーレビュー

つよくやさしく (2010-08-30)

lefauleuxdestin
 すてきな本に出会いました。

 看護学生だった頃、日々の実習の記録をみてくれていた先生に言われた。
 あなたはもっと、うれしかったとか悲しかったとか書きなさい。

 正しいか間違っているか、から、心地よいか苦しいか、という世界にもぐっていっていたあの頃。

 あの看護学生だった日々にこの本に出会えていたなら、と思う。
 でも同時に、あの頃にこれを読んでいたら、私はおかしな方向へ行っていたのじゃないかと思う。

 やさしさにいたる知としての技術。
 技術をあいまいにするやさしさであってはならない。
 技術の習得の前に立ちすくんだときより、やさしさということについて考えあぐねたときに読む本なのだと思う。

 病気がそうさせているのだと思えばこそしかたないと思えるけれども、そうでなければ理不尽にちがいないひとときを利用者さんとすごした日の夜にも、この本を開いた。

 「でも、ほんとうのやさしさというのは、物語も読めない、どうしていいかわからないというときに、それでも何かができる、やさしくできるということなのです。」

 別にやさしくなんかなりたいと思ってない、と咄嗟に考えた。 
 それでも本の続きが気になって、それが技術もそこそこに身につけた今の自分の逃げだということにきづいた。

 つよくやさしく、やさしくつよく
という恩師の言葉がよみがえった。

 医療には限界があるけれど看護は無限だ、と実習記録をみてくれていた先生は半ば自嘲ぎみに言っていた。
それでもなんとなくそうなのかもしれない、と今でも思う私の気持ちを支えてくれる本のような気がする。

 
★2人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。


自閉症とは何か

自閉症とは何か

タイトル

自閉症とは何か

著者

小澤 勲 

出版社

洋泉社 (単行本)

価格(新品)

¥ 5,670 (在庫数:1点)

価格(中古)

¥ 4,800~ (在庫数:1点)

ページ数

577ページ

発行日

2007-07

配達可能時期

在庫あり。

カスタマーレビュー

静かに、そして深く伝わる「いかがわしい自閉症論」に対する怒り (2010-06-07)

Gori (東京都)
著者の小澤勲さんは1938年生まれの精神科医である。2008年、肺がんのためになくなった。
自閉症研究の泰斗であったが、垂れ流されるいい加減な自閉症論に業を煮やし、認知症研究にフィールドを移された人物である。
と,素人のぼくは理解している。
この書は、その小沢さんが著した,いかがわしい「自閉症論」に対する批判の書である。

序論から,小澤さんの静かで冷静な筆致で綴られた『怒り』が伝わってくる。
「自閉症児は母性を欠如した,冷たい親がつくりだしたのだと言う誤ったコメント」
「自閉症児は動物行動学者のお遊びの相手をさせられる」
「テレビの見すぎが自閉症をつくるとか,食事療法で自閉症はなおるといった専門家(?)の珍説」
「自閉症概念の混乱あるいは誤用,さらに差別語としての定着は(中略)専門家の自閉症論そのものなかにひとつの原因がある」
「精神学会の脳神話と心理主義化に二分解した退廃」
「法律家や司法精神医学者がいうように精神医学に依拠して責任能力論が形成されてきたのは見せかけで(中略)国家の治安的要請
 あるいは処遇論から形成されてきたのではないか」
「精神医学は〈社会的逸脱者〉に対する国家の要請をとりこみ、その処遇論に学問的正統性を付与するもとして形成された」
「自閉症発生の責任のもっていきどころが処遇の近代化過程において揺らぎ、変化した」

その論は、自閉症論から始まり、他の精神医学にまで及ぶ。小澤のあとに小澤なし。
自閉症に関わる可能性のあるものは、教師も、保育士も、幼稚園の先生も、精神科医も
精神分析家も、心理療法士も、臨床心理士も、セラピストも、カウンセラーも、
すべての人が手にとって読むべき本である。
★2人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。


わたし大好き―ひざを寄せて読む絵本 (TWO-LAP BOOK-ひざを寄せて読む絵本-)

わたし大好き―ひざを寄せて読む絵本 (TWO-LAP BOOK-ひざを寄せて読む絵本-)

タイトル

わたし大好き―ひざを寄せて読む絵本 (TWO-LAP BOOK-ひざを寄せて読む絵本-)

著者

リディア バーディック Lydia Burdick みらい なな ジェイン フリーマン 小澤 勲 

出版社

童話屋 (大型本)

価格(新品)

¥ 1,890 (在庫数:1点)

価格(中古)

¥ 1,100~ (在庫数:7点)

ページ数

28ページ

発行日

2006-05

配達可能時期

在庫あり。


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